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WORKS ARCHIVE
たかおのアート全作品の記録


「腰帯に隠された『音の心臓』。日常を侵食し、沈黙を略奪する非暴力の重武装」
< BACK TO PORTFOLIO メインビジュアル: 喧騒とした街?コンクリート壁を背景での演者の全身ショット。 【作品データ】 作品タイトル:Sonic Armor "Portable"(携帯型音響武装 / サウンドベルト) 制作年:2012年 素材:iPhone, Custom App, Plastics, High-output Speakers サイズ:150x100x40(腰部装着型)+iPhone or iPodTouch ディティール・ショット(素材解説): ベルトスピーカー寄り 【コンセプト】 ステージという物理的制約から演者を解放し、身体そのものを音響装置へと変貌させるモバイル・デバイス。既存の固定PAシステムを介さず、演者が自ら音を纏うことで、ストリートや公共空間を瞬時に劇場へと転換する。観客のパーソナルスペースへ肉薄し、視覚的な動きと音を完全同期させる新ジャンル「音技(ONGI)」を成立させるための、機動性に特化した身体拡張モデルである。 【ステートメント】 かつて巨大なサンプラーとPAシステムに縛られていた「音」を、
takaokoichi
2016年9月5日読了時間: 3分


接続の放棄、あるいは不可能性の受容。断絶された系譜から滲み出す「嘘」の真実
< BACK TO PORTFOLIO 【作品データ】 作品タイトル:無限水道 / Infinite Source 制作年:1994-1995年頃(2023年再構成) 素材:異国の廃材、バルブ、バケツ、電球、ニッパー、点滅回路、水 サイズ:350x250x800 台座込み 【コンセプト】 30年前、20代前半の作家が「視覚の不可能性」に挑んだ原点回帰的な一作。異国の焼失した城の廃材で組まれたという偽史(フィクション)を纏い、供給源を断たれたバルブから実存する水を溢れさせる。これは、論理的な接続を拒絶し、観客の脳内にのみ「配管」を幻視させる心理的装置である。福田繁雄的レトリックを物質的な危うさへと転換し、科学(水質の一致)という嘘で観客を煙に巻く、知的な遊戯を提示する。 【ステートメント】 私は22歳の頃、ある巨匠の「視覚の裏切り」に強く惹かれていました。二次元でしか成立しないはずの「不可能性」を、三次元の、それも生々しい廃材や水を使って構築できないか。その問いへの答えが、この『無限水道』です。 私の哲学は「スリとマジシャンの違い」にあります。どち
takaokoichi
2000年6月5日読了時間: 3分


【Selected Work】 Sound Suit
< BACK TO PORTFOLIO —— 身体が奏でる、不可視のオーケストラ ■ Concept:身体の拡張と、物理的整合性の消失 「サウンドスーツ」は、パフォーマーの肉体そのものを「音の発生源」へと変容させる、ウェアラブル・サウンドインスタレーションである。 通常、音は楽器を奏でる、あるいはスイッチを押すという「原因」があって初めて「結果」として鳴り響く。しかし、この作品において、技術(エンジニアリング)は徹底的に隠蔽され、パフォーマーの呼吸や指先の震え、歩幅といった「純粋な動作」が、直接的に音像を結ぶ。 そこにあるのは、テクノロジーへの依存ではなく、「身体が世界と共鳴している」というSF(すこし・ふしぎ)な現実の再構築である。 ■ Philosophy:音技(ONGI)—— 隠蔽の美学 マジシャンとしてのバックボーンを持つたかお 晃市は、この作品に「ミスディレクション(注意を逸らす技術)」を組み込んでいる。 衣服の裏側に緻密に配置された最大12個のセンサー。それらを操作する指先の動きは、演劇的なパントマイムや何気ない仕草の中に完全に溶け込
takaokoichi
2000年2月28日読了時間: 2分


「大理石の上に鎮座する『二枚舌』。権威と軽薄が交錯する現代の守護獣」
< BACK TO PORTFOLIO 作品タイトル VOX POPULI / VOX DEI: 神殿の二枚舌(グッティ&バッティ) VOX POPULI / VOX DEI: The Double-Tongued Guardians (GOOD_T & BAT_T) 制作年 / 素材 / サイズ 制作: 1990年代後半(初演) - 現在 本大理石調カッティングシート 素材:30年前のヴィンテージ・パペット、マイクロフォン・シルエット、可変式テレスコピック・スタンド、コンプレッサー、エアシリンダ、遠隔監視・通信システム サイズ:床設置サイズ 550x550 高さ 1800 可変(台座含め、成人男性の視線に干渉する高さ〜最長2500mm程度まで伸縮) コンセプト 本作は、神社の狛犬の形式を借りた「対話型ライブテイメント・インスタレーション」である。本来「受け身」の装置であるマイクが意志を持ち、権威の象徴(大理石)に鎮座する。善悪や本音・建前を司る2体の巨大な「口」は、リスクマネジメントを放棄した言葉を放ち、観客の社会的仮面を剥ぎ取る。コミュニケー
takaokoichi
1998年6月5日読了時間: 3分
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