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「三十円のタイムマシン。刹那に開閉する『無価値』という名の贅沢。」
< BACK TO PORTFOLIO 30円入れると、何かが見える。 昭和の駄菓子屋にあったガチャガチャと、観光地のコイン望遠鏡。 二つの仕組みを組み合わせた、奇妙な映像鑑賞装置。 10円玉を3枚入れると、覗き窓の向こうで短い映像が始まる。 何が映るかは選べない。 笑えるもの、意味不明なもの、錯覚を利用したもの、何のオチもないもの。 やがて時間が来ると、物理的なシャッターが閉じる。 それで、おしまい。 面白かったかどうかは、観客次第である。 【作品データ】 作品名: アメージング・ガチャ・スコープ(Amazing Gacha-Scope) 制作年: 2024年 素材: ベニヤ合板(レーザーカット加工)、サーボモーター、電子制御基板、液晶ディスプレイ、硬貨選別機、鉄(台座) サイズ: W500 × D600 × H1500 mm(台座含む) 【コンセプト】 幼い頃、わずかな小銭を握りしめて回したガチャガチャ。 ケースいっぱいに並んだ景品は魅力的だった。しかし、たった一つ取り出してみると、何とも言えないものだったりする。 期待したからといって、期待
takaokoichi
2024年2月5日読了時間: 3分


「静謐なるマホガニーの檻。30円で『覗く側』を『見世物』へと堕落させる、祝祭の残滓」
< BACK TO PORTFOLIO 作品タイトル:Amazing Gacha-Scope / アメージングガチャスコープ 制作年:2023年 素材:木材(マホガニー・オイルステイン仕上げ)、Raspberry Pi、ESP32、コインメック、液晶モニター、無線通信システム 【コンセプト】 洗練されたマホガニーの筐体と、「アメージング」という甘美な呼び込み。30円を投じて覗き穴に執着する観客は、その瞬間、路上において「異様な不審者」という公共の展示物へと変貌する。本作は、対価を払って自ら「変な人」を演じさせられる観客の滑稽さを描き出す。都市の隙間に現れる見世物小屋の熱狂と、それが去った後の空虚さを内包した、視線の反転を誘発する装置である。 【 演出・機構ドキュメンテーション映像 】 19世紀のエジソンへのオマージュから始まる、本作の核たる「音声演出」と「物理的閉鎖ギミック」の記録。コイン投入時の扇情的なコール、そして観光地の望遠鏡を彷彿とさせる無情なシャッターの閉塞。時間軸を伴うインタラクティブな体験が、いかにして観客の「意味への執着」を裏切る
takaokoichi
2024年2月5日読了時間: 3分
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