「ここらで、『サーカス』の足跡」の件について
- 2012年10月3日
- 読了時間: 5分
ようやく、ブログの穴を埋める時間ができたので、
「サーカス」の足跡も残しておこうかしら。と。朦朧とする中書いてるので、文章がおかしいやんか。

ステージでもお話したように、
このプロジェクトが始まったのは、10ヶ月前。
去年の11月。
丁度、風呂で気を失ってるころですね。
もともとターベルコースというマジック全集辞典のような本があり、
8巻に載っている章が高校の時から、気になっていて、
いつか上演したいと思ってました。
もともと芝居の延長にマジックがあると思って今まで過ごしてきたわけで、
それを上演することに、なんの抵抗もありませんでした。
むしろ、ターベル博士の言葉ひとつひとつが味のあるセリフに感じていたわけで。
マジックの王道とも言えるファンタジックで、それでいて
説明じみてないセンスあるセリフだと思っていました。
それが、今回のマジックテイメントVol.2をキッカケに、
実現するチャンスをいただけたワケなんですね。
ターベルコースを何度も読み返し、当時のままの寸法で図面を起こし、
劇場図面に乗せて、
見切れ角度の検証から、舞台栄えするサイズ、客席最前列との距離、
2階席からの見切れ、演者の身長、体重、幕類の使用方法等、
あらゆる面で検討しましたが、
当時のままのサイズでは、現代の劇場にマッチするものとは言えませんでした。
で、リサイズして再度検討。
ようやく、これなら!というサイズが決まり、
つぎに、キャビネット、変身フレーム、そして想定する舞台、幕類も含めた、
1/10の模型を製作。
ビデオカメラを通して、客席目線で検証。
これで納得して、次に実寸での模型。
これは、電気屋さんの冷蔵庫を包んでるダンボールと、
薄いベニヤ板でモックアップ。
まず、ひとり、まごまごとビデオカメラで、いろいろな角度から、
収録しながら実寸検証。
次に、各配役を実際に人で検証。
フェミニンくんのバイトさん、たかお組のキャスト数人で検証。
ダンボールはバサバサ音を立てて揺れているけども、
これもとりあえず、いい結果が得られた。
これを機に、本番の道具の製作をスタート。
この時、すでに6月。
遅いスタートとなった。
と同時に、衣装のデザイン、製作が
衣装の先生と共に始まった。
当初、意味もなく ゴリラを登場させたり、
バレエのチュチュスカートを警官に履かせたりしたかったが、
初回は、原案に沿った形で行こうと思い、
時代考証もおかしくない程度に留めました。
ですが、元々はセリフ劇。
このまま上演しても、間延びすることしかイメージできませんでしたので、
速いテンポで展開する演出に切り替えました。
また、舞台機構も、100年前と現代では、全く違うため、
そういう意味では、現代の舞台技術やマジック技術を使い、
昔の戯曲を最新の技術で魅せるということにしようと。
本番道具が仕上がるまでも、本役のキャストによる、
ダンボールでのリハは続く。
サンプルの衣装も届く。
本生地でない、形の検証の衣装。
ここで、着づらい、動きづらい等の直しが入る。
とまぁ、実際、この段階では照明もない状態なので、
(憎き)グレーの部分もあったけど、見て見ぬふりをしてた。
やがて、本番用の道具が仕上がり、
稽古場で組んでみようとすると、室内の天井に屋根がひっかかり、
組み立てることすらできない状態に…
そこで急遽、キャストの持ち稽古場をお借りして続行。
この時、8月初旬。
リハ用の屋根を作り、これでどこでもリハができる状態に。
そうこうしてるうちに、見て見ぬふりの部分と
直接対決しなけりゃならない時に。
このままでも上演可能な状態まで詰めたんですけども、
ここぞというところで、常に緊張してなければならないんです。
周囲に気を配っていないと、確実に失敗するんです。
もう、たかお的に、この段階で披露するに値しないわけで。
この時、9月上旬。
ならば、常に安心して、さらに完璧になるように
工夫しなければならなかったんです。
で、昨年知り得た、とてもキレるテクニカルさんに
相談するやいなや、二つ返事で、「ぜんぜん行けますよ!」って。
彼なくして、今回は無理だったかもしれません。
で、倉庫へ行って、資材を揃え、
渋谷、新宿へと走り、ブツを買い、手早く組み上げ、
次の日のリハへと間に合わせる毎日。
そのリハで、また問題。
帰って潰し。
でもね、欲ってのは、出るもので、
ここまで作るのなら、もうちょっと こうしようかな。なんて思うもんで。
また改良して、作って、次のリハ。
そんなこんなで、この時9月中旬。
本番日までのカウントダウンが始まってます。
土壇場の最終リハで、どうにか
バラバラだったピースのような、各パーツが サクッと互いに
はまりあい、完成しました。
ただし、稽古場でのこと。
あとは、実舞台での調整でしかなかったわけです。
ですが、机上理論だったものが、実舞台で完璧に披露できる状態まで完成しました。
ひとえに、携わっていただいた、
モックアップからのバイトさん、
本役の出演者、
鉄鋼さん、
木工さん、
装飾さん、
衣装先生、
各役者のマネージャーさん、
ライティングテクニカルさん、本社 開発部 Sさん、
ギャラクシーデザインズさん、
…総勢 数十人の方の手を借りたからこそ、
検証から、幾度のリハにお付き合いいただいたからこそ、
100年前の作品が、現代に実現、復元できた演目でした。
この演目「サーカス」は、
今後、弊社作品、「マジックシアター」でご覧いただけます。
🗃️ Archived Comments
ランセルバック : 今日は~^^またブログ覗かせていただきました。よろしくお願いします。
Galaxy :D : お疲れ様でした!スリリングでスピーディーで、一気に引き込まれました。進んでは戻り、でも確実に一歩ずつ。あの素晴らしい演目はこうして出来上がったのですね!ほんの少しですが携ることができたこと、光栄です。これからも素敵なショーをたくさん作ってくださいね!応援しています。
しも : このこだわり抜かれた作品、是非、見てみたいです、


コメント